『東京島』清子 パーソナルデザイン【フェミニンタイプ】
いまさら感がたっぷりですが、桐野夏生著『東京島』読了。
ベストセラー小説なので読んだ人も多いことでしょう。
この物語、実話(アナタハンの女王事件)をもとに創作されたもの。
そんなことすでにご存知と思います。知らなかったのは私だけよね。

面白くて、ぐいぐい惹きこまれて一気読みしました。
さすが女流作家さん。心理描写が丁寧です。
何人もの登場人物の心理状態をくどいくらい掘り下げてあり、
心理分析好きの私のど真ん中。
こんなありえない設定にも、そうかもしれないと妙な納得を。

例えば、清子がホンコン達のつくった船で一度目の脱出を図ったとき。
「不意に、救出される時に着るはずだったワイシャツと短パンではなく、
普段着のワンピース姿であることを残念に思った。」
あ、わかる〜。
緊急時だけど、ほんの束の間ふと我に返った瞬間、私もそう思うだろうなと。
女流作家さんだと、こういった女性ならではの視点を見逃さないので、
より感情移入しやすくて好きです。
ま、「チキとチータ」のくだりはコメディかと思いましたが…

物語は、無人島に流れ着いた32人の男と1人の女、清子の生への闘い。
本作品の主人公、清子。島民の最年長46歳の主婦。
夫の隆が提案したクルーザーで世界一周の旅のはずが嵐に遭遇し、無人島へ漂着。
3カ月後、23人もの日本の若者が流れ着き、
その後、11人の中国人が島流しとして島民に加わる。
そこから7年間もの無人島生活が始まる。
果たして全員脱出できるのかというお話し。

さて、この清子のパーソナルデザインは【フェミニンタイプ】だろうなと。
昔の清子は貞淑な妻で、夫の方針に逆らうことなく、
夫を立て、文句ひとつ言わず控えめな女。
日本の若者が遭難してきたときも、夫とともに甲斐甲斐しく世話をする。
無人島生活が長くなるにつれ、次第にサバイバル能力を発揮し、
蛇やトカゲを捕まえ、皮を剥ぐことも厭わない。
動物性蛋白質が足りているのか豊満で、大きな乳房と締まった腰を持つ。
無人島での最大の武器である「女」「妊娠」「乳飲み子」の特権を自在に使い、
貢物と交換に、ときには性に奔放に、ときには謙虚に、あの手この手で生き抜く。
かといって女王に君臨するのでもなく、常に最高権力を持つ者へ照準をあて、
媚びへつらうように見せかけ耳目を集め、実は計算高く相当なしたたか者。
隆と清子の会話がすべてを表している。
隆「きみは島に来てから変わったよ。前はそんな勇ましい女じゃなかった」
清子「変わらなきゃ生きていけないのに、どうしてあなたは変われないの。臆病者」
カメレオンのように変態自在な清子。だからこそ生き延びることができた。

後年は、まるで何事もなかったかのように東京で暮らしている。


小説を読む楽しみは2つあって、
1つは登場人物のパーソナルデザインをイメージすること。
もう1つは、この役を演じるなら誰がいいかと想像すること。

清子をイメージしたとき、パッと浮かんだのは若かりし頃の松坂慶子さん。
とても無人島生活には耐えられそうにないけど、いざとなったら蛇の皮も剥ぎそうで、
ジャングルでも生きていけそうな気がします。
そうして東京に戻ったら、綺麗な顔して都会に溶け込んでそうな…
ま、私の勝手なイメージですけど。
そんなわけで、松坂慶子さんのパーソナルデザインは【フェミニンタイプ】なのでした。

映画版『東京島』の清子は木村多江さんが演じています。
映画は観ておりませんが、なんとなく本のイメージと違うような。

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